村上 拓「バイクに跨がりカメラを腰に携える男」 村上 拓とは何者か、このサイトは何故始まったか。 
tokyo1 今回はバイクが映っていないが東京の場合は出来るだけ駐輪場に入れる事にしている。出来るだけというのは駐輪場は極端に少なくやむを得ず邪魔にならず盗難され難い所を探して止める事は多い。何せついこの間までバイクには駐車禁止という概念が無くしたがって駐輪場も無かった訳だ。ところが駐禁取り締まりが民間委託となりバイクもクルマと同等に扱われ始めた。急速に駐輪場は増えているが未だとても足りない。バイク用のコインパーキングを作るとか、ヨーロッパのように歩道の広いスペースを白線などで区切り駐輪可能にするとか考えてほしい。バイクは特性というか使われ方が自転車に近い訳だから出来るだけそこら中に駐車スペースを設けてほしいものだ。それと盗難対策だ。年間に2〜3万台も盗まれてその大半がコンテナに積まれ海外に送られるらしい。関係各所は今のところ無策と言ってもいい状態だ。泥棒にとってこの国は天国だろう。こんなになめられて恥ずかしいと思ってほしい。

私がバイクの免許を取った頃(8年ほど前だったか)はヨーロッパは空前のバイクブームと伝えられていた。交通渋滞やガソリンの高騰を考えるとバイクは有りだ。バイクに乗り始めて最初に思ったのは「東京はこんなに狭かったのか」だ。渋谷で仕事の打ち合わせをし、昼飯は浅草ですき焼き(見栄を張ってしまったが本当は牛スジ煮込み丼だ)なんてのも普通だ。歩いて電車に乗り継いでしてるよりはよっぽど早いし何と言っても交通費が安い。
という事で、今回は東京クルージングだ。カメラはNikon D200でモノクロに挑戦だ。私はアナログのモノクロプリントが嫌いだ。学生時代、暗室マンのバイトをしていたがこれが地獄だった。暗い部屋の中で夜も昼も無い。忙しくて寝る時間もない。印画紙を現像液に浸けている1分半が寝る時間だ。露光→現像→停止→定着この繰り返しの中で現像の時に寝るのである。といっても、画が出てくるを赤いセーフティーライトの光で見てなくてはいけない。見ながらしかし寝るという高等技術である。ある時、世界の推理作家の会合の写真というのが持ち込まれた。この時の様子を一冊の本にするというもので、写真はその中の挿絵にするという事だった。写真は素人の推理作家が撮ったもので限りなく下手だったが、場所がイギリスだかの片田舎で何か事件の起こりそうな気配満載で、映ってる人もサイコな感じの推理作家先生達だからうまく料理すれば面白い。約100枚ほどだったかトリミング、焼き込み、覆い焼きその他の技術を駆使し暗室=独房に籠り、例の高等技術も使って仕上げた。やっと解放=釈放されたと思ったら、そのプリントが評判がよく、企画変更で写真メインでいく事になり、更に200枚ほどのネガが持ち込まれ、私は再び収監される事になった。本はアメリカで立派な装丁の分厚い物
となり出版され仕事としては勉強になったし面白かったが、暗室に対する恐怖はトラウマとして残った。
1994年だったか、Power Matchintoshの発売をきっかけに、あっさりと引き伸ばし機その他の暗室用品を手放して写真はPhotoShopを導入してデジタルとして扱う事にした。本当は引き伸ばし機を使用し手とか小道具(PhotoShopをお持ちの方はお分かりと思うが焼き込みツールは手の平の形で、覆い焼きツールは針金の先に丸い黒紙を付けた物)を使った焼き込みや覆い焼きなどの技を駆使し印画紙に焼き付ける方が表現に優れると今でも思っている。実際問題、PhotoShop上で大きなグラデーションマスクを作ると肝心なグラデ部分が段々になったりする。タブレットのペンを使ったとして筆圧によりペン先の大きさが変わる訳だが何か機械的だ。だいたいペン先が大きいと反応が遅い。しかし、やり方を工夫し少しずつ作業を積み重ねる事が出来る。アナログプリントの場合「えいやあー」の勢いで露光し、画が出てきて「駄目だもう一回」というのはよく有るがデジタルはそれが無い。まあ便利と言えるし味気ないとも言える。ともかく暗闇からは解放された。

モノクロ写真は久しぶりだ。以前も言った通り、私の場合カメラマンでも動く画が専門だ。スチール(写真)の仕事も少ないながらもこなしてるが、仕事としては動画の撮影は規模が大きく面白いしギャラも良い(失礼)。ただし、プライベートでは写真を大事にしなければと思ってるが時間的に厳しい面もある。今回の写真はモノクロで撮ろうと最初から決めた訳ではなく、と言うかそもそも写真を撮ろうと意気込で出かけた訳では無いのはいつもの事だ。バイクに跨がりぶらりといったところだ。モノクロにはNikon Capture NX上で変換している。ここでは何とイエローやレッドなどのコントラストフィルターの設定が出来る。フィルムの場合狙いによってどんなフィルムを使うか、どんな現像液を使い感度設定をどうするか、コントラストフィルターをどうするか事前に決めておかなければいけないが、デジタルカメラの場合後からでも変更出来る。何から何までお手軽になってしまって後ろめたい気がするのはおじさんだからか。
カメラの設定はRAWモードだ。撮り上がった画の調整はまずNikon Capture NX上で行う。この方がはっきりくっきりしてる。PhotoShopを使う場合、私はNikon用のプラグイン(NEFプラグイン) を外して詳細設定の出来るダイアログを使用する設定にしている。そのせいか色の転んだコントラストの甘い画がまず現れる。このコントラスト具合がなかなか良くてそのまま使ったりする事もある。

写真のデータ・上から
( )の中は35mmフルサイズフォーマットでのレンズ焦点距離換算値

1.新宿 ISO200 18(27)mm 1/400 f11

2.銀座 ISO200 18(27)mm 1/500 f11

3.浅草 ISO200 18(27)mm 1/90 f5.6

4.浅草 ISO200 18(27)mm 1/1000 f6.3

5.神田 ISO250 24(35)mm 1/200 f2.8

6.神田 ISO200 50(75)mm 1/320 f4

7.上野 ISO640 35(50)mm 1/500 f4.5

8.原宿 ISO250 24(35)mm 1/80 f4

9.原宿 ISO125 55(85)mm 1/640 f3.5

10.神田 ISO1600 70(105) 1/800 f14

11.浅草 ISO200 70(105) 1/60 f6.3

12.神田 ISO1600 35(50)mm 1/800 f14

13.御台場 ISO200 18(27)mm f8

使用レンズ
AF Zoom Nikkor 24-85 F2.8-4
AF Zoom Nikkor 18-70 F3.5-4.5

tokyo2
tokyo3
tokyo4
tokyo5
tokyo6
tokyo7
tokyo8
tokyo9
tokyo10
tokyo11
tokyo12
tokyo13
main page
movie
still
bike
link

連絡先 E-mail:info@funky-shot.com