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| 今回使用したバイクは、BMW R80、空冷水平対抗2気筒(ボクサー)800ccエンジンを搭載した個性あふれるマシンだ。航空機エンジンメーカーとしてスタートしたBMWは,自動二輪を生産するにあたってその技術を流用したためユニークな水平対向エンジンが誕生した。この技術はフォルクスワーゲンやポルシェに使用されるエンジンにも影響を与えたようだ。「冒険者たち」という映画をご存知だろうか。1967年のフランス映画だ。メインページで紹介した「イージーライダー」が1969年のアメリカ映画だが製作年が近いし、主人公がアウトサイダーである事、悲劇的なエンディングを迎えるなど共通点が多い。「イージーライダー」が反逆なのに対して「冒険者たち」は二ヒリズムに溢れた映画だったと記憶している。其の「冒険者たち」の中で主人公のアラン・ドロンが乗っていたのがR69だったと思う。このR80は1989年型でビンテージモデルとまでいかないが、R69の雰囲気・初期から続く設計思想を受け継いでいてクラシカルだ。この後のボクサーはエンジン、全体的なデザイン共にリファインされ近代的なモデルに生まれ変わっている。 |
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このR80の走行フィールだが、ともかく気持ちよい。アイドリング及び底回転時は横方向の振動が柔らかいフレームを通して体や腕に伝わってくる。しかし、回転を上げるにつれ振動は収束しとてもマイルドで気持ちよいエンジンだ。クランクやフライホイールが重いせいか、アクセルを開けても回転の上昇は緩やかだ。これがまた良いのだ。いわゆる「まったりとした」感じと言おうか。進行方向に回転するクランクはライフルの弾丸のような直進性を生み出し、低重心な設計と合わせコーナーリングも安定している。いつまでも走っていたい、そんな気にさせる。兄貴分にR100が有るが、パワーは有るが振動も多くR80の持つ独特のボクサーフィールはスポイルされる。標準でフルカウル(200台程カウル無しのモデルが生産されたらしいが)というのも見た目に重ったるい。新型のボクサーはよく出来ていると思う。しかしR80のような強い存在感は無い。
BMWボクサーは壊れないと言われるが、これに関しては当たりでもあり外れでもある。タペット調整やキャブバランス調整は頻繁に行う必要が有る。細かいパーツも壊れる。4万キロ走行時にギヤチェンジがし難くなりミッションオーバーホールした。ミッションの取り付け位置に狂いが生じていたようだが、パーツそのものには全く摩耗が観られない。エンジンもばらしてみたが同様でピストンリングさえ交換せずに組み直した。この点では丈夫なバイクと言える。パーツも80年代の日本車が主要パーツでさえ無くなりつつ有るのに比べ安定して供給されるようだ。正規ディーラーのサービスも万全で、ユーザーを大切にする姿勢が徹底している。
こんなに気に入ってたR80だが、この撮影後手放してしまった。何故か。もう1台GSX1300Rハヤブサを所有していたが、盗難にあってしまった。私は年間2万キロ程走行するが、その殆どは通勤で主に高速道路走行だ。クラシックバイクになりつつあるR80よりハヤブサを使う頻度の方が多い。R80にハヤブサのような走行を強いるのは酷だ。しかし、盗難のダメージは大きく再び2台を所有するのは無理だ。悩んだあげくR80を手放し再びハヤブサを購入する事にした。最初のハヤブサはスピードメーターが350km/hまで刻まれてた。二台目は300km/hでスピードリミッターが作動する。このモンスターを操るのにいつまで体力や感覚が持つか分からない。しかし、今はハヤブサに乗ってR80とは別種の喜びを感じる。ハヤブサについては次回に記述する。
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| ところでバイクをうまく乗り継ぐ方法だが、私は今まで12台のバイクを乗り継いだのは前に書いたが、その内6台は買った値段と同等かそれ以上で売却している。そんなことが有り得るのかという質問にお答えしよう。Yahooオークションでの旧車(ビンテージバイク、販売終了した人気車に限る)の落札価格はだいたい安定している。バイク屋での買い取り価格と販売価格の中間くらいの価格である。要するにオークションを利用して購入し、ちゃんと愛情を持って整備して乗り続けた後に出品すると購入時と同等かタイミングによってはそれ以上の値段がつくという仕組みだ。バイクはクルマと違って中古車の買い取り価格と販売価格の差が大きい。従ってYahooオークションのバイク部門の利用価値は大きいし、成熟した市場となっている。ただし、怪しい出品者もいるので評価履歴のチェックと実物を確認するのを忘れずに。
今までに所有したバイクについても今後レポートするつもりだ。
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E-mail : info@funky-shot.com
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